新馬場駅前の品川神社で富士登山
新馬場駅すぐのパワースポット品川神社
京急線で品川から最寄駅へ向かう途中の車窓の風景に幾度と無く、何やら気になる景色を目にしていました。
岩山のような所にいつも人が登っているので何があるんだろうと。
縁があったのか偶々用があり出向いた先の新馬場駅にそれがあると、駅前に辿り着いてハッと気付いた次第。
品川神社
品川神社は東海七福神神社の一つ。徳川家に深く繋がりのある神社です。
葵の御紋が印象的な御由緒書きです。
時代劇オタクな小学生だった私の瞳には御触書(おふれがき)に映りました。
読み易い様に書き出してみました。
品川神社神社御由緒
御祭神天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)天太玉命 (あめのふとだまのみこと)(天岩戸の神話に登場する神様)の后神。祈願成就・航海安全の神。 源頼朝(みなものとよりとも)公*御勧請。
宇賀之売命(うかのめのみこと)お稲荷様。農業・商業・産業繁栄の神。二階堂道蘊公(にかいどうどううん)御勧請。
素盞嗚尊(すさのおのみこと)天王様。風水害除け・疫病(病気)除けの神。太田道灌公御勧請。
御由緒
今からおよそ八百年前の平安時代末期の文治三年(一一八七)に、
源頼朝公が安房国(あわのくに)の洲崎明神(すのさきみょうじん)(現・千葉県館山市鎮座 洲崎神社)の天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)を当地にお迎えして交通海上安全と祈願成就を祈られたのわ創始とします。
やがて、鎌倉時代末期の元応元年(一三一九)に二階堂道蘊公が、
「宇加之売命(うかのめのみこと)(お稲荷様)」を、さらに室町時代中期の文明十年(一四七八)に、
太田道灌公が、「素戔嗚尊(すさのおのみこと)(天王様)」をそれぞれお祀りしました。
慶長五年(一六〇〇)、徳川家康公が関ヶ原の戦いへ出陣の際に当地に参拝し勝戦を祈願され、その後、祈願成就のお礼として仮面(天下一嘗の面)てんかひとなめのめん・神輿(葵神輿)あおいのみこし)などを奉納されました。
また、寛永十四年(一六三七)三代将軍徳川家光公により東海寺が建立され当社がその鎮守と定められ、「御修復所(ごしゅうふくじょ)神社の建物の再建・修復などは全て幕府が賄う)」となり、元禄七年(一六九四)・嘉永三年(一八五〇)の二度の社殿の焼失の際には時の将軍の命により再建が行われる等、徳川将軍家の庇護を受けました。
時代は明治に移り同元年(一八六八)十一月には明治天皇様が、
新都・東京の安寧(あんねい)と国家の繁栄を御祈願されるために当社を含んだ都内の十の神社を「准勅裁神社(じゅんちょくさいじんじゃ)」と定められ、御勅使(ごちょくし)が御参拝になられた御祈願をされました。
大東亜戦争の折は、当社は幸いにして戦火を免れましたが、社殿の老朽化が進み、昭和三十九年(一九六四)氏子各位の協力により現在の社殿が再建されました。
年間行事
- 一月一日 歳旦祭(さいたんさい) 今年一年の幸福と*弥栄(いやさか)
を祈願します(*太太神楽一座奉納) - 二月三日 節分祭 立春を迎え豆まきを行います。
- 春分の日 七つの鳥居めぐり 境内にある七つの石の鳥居をくぐり、中風除け(無病息災)を祈ります。
- 四月十四日・十五日 阿那稲荷社(あないなりしゃ)春祭 末社・阿那稲荷社の春の祭典。
- 四月十五日の日曜日 春祭(はるまつり)春の大祭(たいさい)万物の生成する春を迎え、諸々の産業の発展を祈願します(太太神楽六座奉納)
- 六月七日に近い日曜を含む金・土・日曜日 例大祭(れいたいさい)(北の天王祭)一年の内で最も大きな祭典。氏子の繁栄と国家・天皇の弥栄を祈願します(太太神楽二座奉納)。
- 六月三十日 大祓祭(おおはらいさい) 上半期の罪や穢(けがれ)を形代(かたしろ)に託し祓い清め、健康で無事に過ごせるように祈願します。
- 七月上旬 富士塚山開き 境内にある富士塚山開きの行事(品川区指定無形民族文化財)。
- 七月十五日 祖霊社(それいしゃ)・忠魂碑慰霊祭(ちゅうこんひいれいさい) 祖国日本の国の為に尊い命を捧げた英霊(えいれ)の御霊(みたま)を慰め永遠の平和を祈り、祖先に感謝をします。
- 秋分の日 七つの鳥居をめぐり 境内にある七つの石の鳥居をくぐり 中風除け(無病息災)を祈ります。
- 十月四・五日 阿那稲荷社秋祭 末社・阿那稲荷社の秋の祭典。
- 十一月二十三日 新嘗祭(にいなめさい) 今年獲れた新穀をお供えして豊かな実りに感謝し、更なる努力を誓い、益々の産業の発展を祈願します(太太神楽三座奉納)。
- 十二月三十一日 大祓祭(おおはらいさい) 下半期の罪穢を祓い清め、心身共に清々しい気持ちで新年を迎えられるよう祈願します。
*御勧請 読み方:ごかんじょう
意味:日本では,仏神の霊や像を寺社に新たに迎えて奉安することをもいう。
*弥栄 読み方:いやさか、いやさかえ、やさかえ、やさか、やえい
意味:ますます栄えること
*太太神楽 読み方:だいだいかぐら
意味:伊勢の奉納神楽で奉賽の多寡によって定められた神楽の等級を表す名称。のち,奉納神楽の美称となった。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、ウィキペディアより
双龍鳥居。
鳥居の左には昇龍が右手には降龍が巻き付いています。
ストイックに修行する事と他者へ慈悲の手を差し伸べ助ける事を合わせて修得するようにとの事だそうです。
大黒様と狛犬に見送られ鳥居を潜り階段を昇りました。
いつも車窓の風景で気になっていたので上はどうなっているのだろうと心なしかワクワクしながらでしたが。
今日はここ迄です。
もしも興味がありましたら、またお付き合い下さい。
ここ迄読んで頂き有難うございます。
to be continued.