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日々の小さな気づきから面白い事をジャンルに拘らず楽しく共有するブログ

朝からこりゃダメだから「そうだ明治神宮へ行こう」になった件。

朝の異変から明治神宮

昨日の目覚めはどんより気分。空模様はそれに似合う曇天の空だった。

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朝の事変

 

テーブルの上に前夜の飲み残しの入ったグラスが乗っていた。

それをシンクに運び洗おうとスポンジに手を伸ばす…と

「なんじゃコリャ?」

ワラワラと無数のアリンコ。

眼鏡を掛けてよく見る。

右往左往するアリンコの群れ。

三階のこの部屋に「どうやって来たんだい」と思いを巡らせ「前夜の野菜にでも集っていたに違いない」と早々に結論付けた。

手に負えない群れを水でザッと流し

「朝からまた、つまらぬ物を斬ってしまった」と五右衛門の台詞が脳裏にチラつく。

道を歩く時はアリンコを踏まぬようにしているにも関わらず、生きていると予測不可能だと。

 

今年の初詣は原宿は明治神宮へ。

五日頃だったか、人出で賑わう程でも無かった。

何故明治神宮に初詣したかと言うとチョットしたエピソードがあったからだった。

 

そのエピソードはとてもピカピカしているから始まった

 

昨年末頃か恵比寿の駅ビルの本屋にいた時の事。

隣接している文房具屋を物色する。何か面白い物でもあればと冷やかしていると床に落ちている金色に光り輝く何かに目が釘付けになった。

しゃがんで手の平の上で良くみると

とても美しく心惹かれる。菊の紋様だった。

裏返して見ると何やら書かれているけれど書体が古くて読めない。

余りの美しさに御守りと確信が持てない程だった。

その場で大卒の友人にその拾い物の写メをLINEで送り、裏の文字を読んでくれるよう頼んだ。

大卒の友人も専攻が違ったのだろう。

以前も漢字を尋ねたら、他の同僚に聞いてくれた。

私のバッグには大卒の友人の頭良さげな物知りの同僚達がついている。

明治神宮だってよ。綺麗だね」

そう、本当に綺麗なのだ。

実物の美しさは写メでは伝え切れていなかった。

その御守りは文房具屋さんのカウンターへ置いて、同じ物が欲しいなと何となく心にインプットされていた。

布か紙かで出来ている其れが、何であんなにキラキラ輝くんだろうなって。

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実物です。明治神宮のウェブサイトから頂いた画像です。

 

 

短い縁

 

一人で初詣を済ませた後に

残念ながら手にした一つ目の御守りはその日限りの付き合いで終わる事になった。

その夜は一人新年会と称して、友人でもあり面白いマスターが一人で営むカラオケパブへ馳せ参じる。

暫く話しをしていると、顔見知りで何度か仲間で飲んだ飲み仲間の"部長"(ニックネーム)が何人かの仲間と現れた。

一人営業の店でもあり、顔見知りで仲が良い場合は同席になる事も多々ある。

ただ殆どが一人で居たい私タイプのお客には様子を伺い気を遣ってくれる。

が飲み仲間でもあり私の友人である人も後に合流するので相席になった。

部長と呼んではいてもまだまだ若くいつも元気で面白いネタを聞かせてくれるので、近況を尋ねた。ところが途端にどうもいつもと勝手が違い浮かない顔になる。

 

五臓六腑に難あり診断

 

健康診断とは健康を探す診断では無いようだ。

確かにがたいが大きなお兄ちゃんではあるがガタが来ているらしい。

ウェスト周りは布袋様のような福々しさには恵まれているが縁起担ぎにはならなかったようだ。

どうしたのかと尋ねると

「健康診断で色んな数値が…」と絞り出すような声の後は、何も絞り出されて来なかった。

咄嗟に頭の中に金ピカな閃きが舞い降りた。

袋から出して数時間前にお財布にしまった御守りをお財布からまた出して手渡した。

「心身健全」の御守りだった。

 

鰯の頭も信心から。

 

体調を崩した時は先ずお医者さん、お薬、静養、摂生は大事ではある。が精神的ダメージを緩和出来るに越した事は無い。

「まだ汚れて無い新品だからあげる」

御守りに新品とか言って良いものか分からないけれどそう告げた。

相手は元々大きな目を丸くして、信心深い人に変貌したのか急いで其れをお財布へしまい込んだ。

病気の人に渡す為に手に入れた縁なのだろうと思った。

若しくは明治神宮の神様が私にまた来るように仕組んだのかな位に思った。

 

二つ目の行方

 

その一月にイベント会に参加する為原宿へ。終わるや早々二つ目の御守りを手に入れにまた明治神宮へ参拝した。

式を挙げた花嫁さんと花婿さんが幸せそうに写真撮影をしているのを眺め、

「また来れましたよ」

と報告して念願の御守りをゲット。

満足の内に帰路についた。

 

二月に好きなバンドのLIVEがあり、六年ぶりの帰郷も兼ねて北海道へ飛んだ。

 

母親や叔父叔母にも会い久しぶりに祖母に会うと見事に元気で、見事に縮んでもいた。

齢九十四才で怪我をして、リハビリをして治してしまったらしい。

医者が驚いていたとか。

だがまだリハビリは続いてると話しを聞いている内に、また頭の中が金ピカに光り出した。

「ばぁちゃんコレあげる」と何処かで見たような光景ではあるが、財布から取り出して渡した。

手の平で包んで何度も何度も頭を下げてる祖母を見て、神様パワー凄いな 人の心を明るくしている。

今のところ病人率高いけども。

祖母は原宿の明治神宮へ行ったのと変わらない位に嬉しくなってるように見えた。

 

三度目の正直

 

そして昨日、ここずっと淀んだ気分で過ごしている。

朝から虫が湧いた部屋に居るのも。

ここは明治神宮の神様に会い行くかな…

電車乗り換えかぁ…人混みがな…参道歩くの怠いな…。

こんな気分の時は億劫さがワンセットで付きまとう。

既に一時過ぎ。

薄曇りの昨日、雨の日や午後からの参拝についてあれやこれやと記事を目にしているけれど、こんな気分の時は晴天で太陽が眩しい日よりも、曇りや弱い雨の方が優しさを感じる。

それに気は持ちようだし、病は気からって言うじゃないか。

と私が言っても説得力は皆無ではある。

善は急げと電車を乗り継ぎ山手線に揺られて原宿駅駅へ向かった。

 

やんわりと覚えるお参りの仕方

本殿に向かい参道を歩くと鳥居がありますが、潜る時に 一礼するのが望ましいです。

「お邪魔します」と言うみたいな感じでしょう。

参道の真ん中は神様の通る場所なのでそこは譲りつつ歩きましょう。

人々のお願い事を叶える為に東奔西走して貰っちゃっているとしたら、目に見え無くともぶつかってしまうと申し訳ないな。みたいに考えると良いかと。

想像し易く説明すると、家事でバタバタしている鬼の形相の母親若しくは妻の行く手を阻むのには覚悟がいる筈かと。

この場合は十中八九大変な目に遭うと想像に容易い。

 

手水作法

右手で柄杓を持ち水を汲む。

その水で左手を濯ぐ。

綺麗になった左手に柄を持ち替え、右の手に柄杓の水をかけ濯ぐ。

右手に柄杓を持ち直し左手の平で柄杓の水を受けて口を濯ぐ。

もう一度左手に水を濯ぎ、

柄杓の柄を立てて柄杓の中の残りの水を柄に伝せて汚れを落とし、柄杓を戻す。

手は拭かない。

 

日本人程手を洗う民族は居ないと言われている。

衛生観念が古くから発達した国。

ましてや、神様に御目通りする為の作法だからな…と形式張るよりは、デート前を思い浮かべて見ると良いかと。手を洗い歯磨きして身だしなみを整えるのと変わらない。

 

汚れた手で握手するのが申し訳ないな。みたいに考えると良いかと。

 

  

いよいよ参拝

 

帽子、荷物等は足元へ置きます。

明治神宮には手荷物を置ける台が用意されています。

 

お賽銭をそっと賽銭箱へ落とし込みましょう。

初詣の人で賑わう時期に投げ込む人も居るとか。前の人の頭にヒットしたり、お小遣いが降って来たと喜ばれる方もいらっしゃるので、穏やかに。

本坪鈴を二、三回鳴らします。

明治神宮にはありません。

友人宅ならドアチャイムを鳴らす感じかなと。

 

腰を深く九十度に曲げ二礼します。

なるべく深めに二礼出来ればオッケーかと。

 

神前の場所は悩まなくても右端でも左端でも真ん中でも、広い宇宙から見た場合は針の先にも満たないスペースなので何処からお願いしても同じです。そんな広い所からでも見逃さされないのだから安心です。

 

柏手を二度打ちます

拍手の音は場の空気を清浄にする為とか。

右手を少し上に二回打ち、二回目鳴らし終えたらずらして左手と揃えます。

 

祝詞が書かれていたら

心の中で読みます。

次に住所と氏名を告げます。

沢山人が来るのでお伝えして下さいね。

 

後はお任せしますが、

私の場合は

「ますます健康で幸せになります」

とか「いつもありがとうございます。お陰様で幸せに過ごせました。また会いに来れて嬉しいです」

など自分の在りたい姿や状況を述べます。

そして「こちらに在らせられます神様の皆々様方の健康と幸福を心よりお祈り申し上げます」と締める。

日によってはカミカミになったりしてしまうので

「こちらにいる神様達皆さんが、健康で幸せにお過ごしになりますように」

と話しかけ易い言葉で労をねぎらい感謝を伝えます。

 

鳥居を潜り出る時にも振り返り会釈をすると良いです。

駅で友人とお別れした時振り返るとまだそこで見送っていて手を振り返す感じにも似ています。

 

 

「心身健全」守りを手に入れにいざ御守り売り場へ

 

狙いは例の金ピカでキラキラする御守り。

御守り売り場で御神籤を先ず引いた。

一八番。

"おはこ"か、などと思い大御心を小箱から引き出し読むと…

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んー、矢張り読めない。

でも裏返したら大丈夫です。

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現代文で訳されています。確かに…ブログが長過ぎるんじゃ無いかと落ち着かなくなり始めていました。

 

そして隣の売り場へ向かい手に入れたのは

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「福守」に。

 

「また来る楽しみを残したい」

と閃き"しあわせのお守り"に心変わりしました。

次来た時にあのピカピカ光る心身健全守りを手に入れる楽しみを取って置きました。

 

明治神宮-ご参拝・ご祈願される方へ-

遠方で足の運べない方など御守りに興味を抱かれた方に。

 

この後、帰宅して待つ悲劇をこの時まだ私は知り得なかったのでしたが…

 

きっと大難小難(だいなんしょうなん:小さな難で大きな難を消してくれるラッキーな出来事)にして貰えたエピソードは次回書けたら書こうかと思い

今日は『過ぎたるは及ばざるにしかず』と戒められてる気がしなくも無いのでおしまいにします。

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to be continued